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アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者』(アウトブレイク・カンパニー もえるしんりゃくしゃ、Outbreak Company)は、榊一郎による日本のライトノベル。イラストはゆーげんが担当している。講談社ラノベ文庫の創刊タイトルの1つとして同文庫から刊行されている。略称は「OBC」。

あらすじ:『アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者』(アウトブレイク・カンパニー もえるしんりゃくしゃ、Outbreak Company)

加納慎一は自宅警備員として生活していたが、およそ1年間に及ぶその生活は親によって強制的に終了させられた。そんな慎一が切羽詰まった挙句、就活で手にしたのはドラゴンが普通に空を飛ぶ異世界でオタク文化を紹介し、広める仕事だった。ほとんど拉致に近い状態で慎一が連れてこられた神聖エルダント帝国では、出会ったハーフエルフのミュセル・フォアランや帝国の皇帝であるペトラルカ・アン・エルダント三世と仲良くなり、自衛官の古賀沼美埜里が護衛についた慎一の仕事は順調に滑り出したかに思えた。そんな矢先、過激組織によるテロ事件が発生する。果たして慎一は、「萌え」で世界を改革できるのか。

キャラクター:ミュセル・フォアラン

本作のメインヒロインの一人。メイドとして慎一の世話役をしている少女。年齢は16歳。神聖エルダント帝国に雇われている。
ハーフエルフという理由から人間やエルフからあまりいい目で見られていない。このため普段は特徴的なエルフ耳を隠すようにして生活している。当初は慎一の前でも耳を隠していたが、慎一がハーフエルフであることを責めなかったことから普段生活している洋館では耳を隠さなくなった。献身的で控えめな性格で、自分以外の亜人種に対しても分け隔てなく接そうとする慎一を一途に慕っている。複雑な家庭の事情から、母親とも長年会っていないが、彼女のことは別段嫌ってはいない。
2年ほど兵士をしていたことがあり、数は少ないがいくつかの魔法を扱える。特に、攻撃魔法はかなりのものであると作中で明言されている。
神聖エルダント帝国で最初に日本語をマスターした人の一人。慎一から貰った平仮名の書かれた一覧表を大切に扱っている。最初は一覧表を元に独学で勉強していたが、慎一が勉強を手伝うようになってから急速に日本語を覚え始めた。更にペトラルカとも競うように勉強をするようになってから大幅に日本語が上達している。そのため現在では、アミュテック社が創設したオタク養成のための学校で日本語を教える講師としても活躍している。なお、神聖エルダント帝国の言葉を話すことはできるが、文字を書くことはできない。
ペトラルカには当初、その生い立ちや身分の差から毛嫌いされていた。しかし籠城事件の際、身を挺してペトラルカの命を守ったことによりほぼ対等な立場で見られるようになった。

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