Re:ゼロから始める異世界生活『Re:ゼロから始める異世界生活』（リ・ゼロからはじめるいせかいせいかつ）は、長月達平による日本のライトノベル。イラストは大塚真一郎が担当している。公式略称は「リゼロ」。
小説投稿サイト『小説家になろう』にて2012年4月より連載が始まり、MF文庫J（KADOKAWA メディアファクトリー）より2014年1月から刊行。
2016年4月からテレビアニメが放送。
異世界へ召喚され、自分の死亡と共に時間を巻き戻す能力だけを得た無力な少年の、運命に抗う奮闘ぶりを描く。
あらすじ：『Re:ゼロから始める異世界生活』（リ・ゼロからはじめるいせかいせいかつ）
コンビニ帰りに突如、異世界に召喚された引きこもり高校生の少年スバルは、早々と命の危機に見舞われる。その窮地を救ってくれた、ネコ精霊パックをお供につれたハーフエルフの銀髪美少女エミリアに恩返しをするため、スバルは彼女の物探しに協力する。ようやくその手がかりが掴めた時、突然2人は何者かに襲撃されて死亡してしまう。
しかし気がつくと、なぜかスバルは召喚された時点に戻っていた。それから何度かの死により、スバルは自分がこの世界で得た能力を知る。スバルが手にしたのは、自身の死により時間を巻き戻して記憶を引き継げる、タイムリープ能力 「死に戻り」だったのだ。
その後、貧民街にて盗品商の巨人族ロム爺の店で、徽章を奪ったスリを生業とする少女フェルトを追いつめたものの、徽章の入手を依頼した『腸狩り』 エルザ・グランヒルテに惨殺されてしまう。そして再び「死に戻り」したスバルは、『剣聖』 ラインハルトの加勢もあってエルザを退け、最初の死のループから逃れることに成功するのであった。
概要
2012年4月、オンライン小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載開始。
2014年11月の時点で五章まで掲載されており、作者の鼠色猫氏曰く、全十一章予定。
2013年11月に小説家になろうの活動記録にて書籍化する事を発表し、またそれに伴うWEB版の削除・ダイジェスト化・更新停止といったことは今後も予定しないことも発表。
2014年1月24日にMF文庫Jより第一巻が発売され、2015年12月現在、既刊は七巻。
2015年7月19日には「MF文庫J 夏の学園祭2015」にてテレビアニメ化する事が発表。
月刊コミックアライブにて『Re:ゼロから始める異世界生活 第一章 王都の一日編』が、ビッグガンガンにて『Re：ゼロから始める異世界生活 第二章 屋敷の一週間編』がそれぞれコミカライズされている。
略称は「リゼロ」「レゼロ」「Reゼロ」等。
2015年12月18日、アニメ版の放送予定が2016年春である事が決定した。
物語
突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。
知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放り込まれた異世界で必死こいて生き抜く。
彼に与えられたたった一個の祝福は、『死んだら巻き戻ります』という痛みを伴う『死に戻り』のみ！
頼れるもののいない異世界で、いったい彼は何度死に、なにを掴み取るのか。
※血も死体も出る予定ですが、そんな派手なことにはなりません。
キャラクター：
フェルト年齢：１４歳（サバ読んで１５歳発言）身長：１５３センチ体重：猫みたいに軽い
セミロングの金髪に意思の強そうなつり目がちの赤い瞳、笑うと目立つ八重歯が特徴的な小柄な少女。貧民街育ちで損得勘定にうるさく、負けん気が強い。風の加護持ち（エルザ談）で、かなりすばしっこく逃げ足が速い。
1章ではエミリアと並ぶもう一人のヒロイン扱いである。彼女がエミリアの持つ徽章を盗み出すことからすべての物語が始まる。一周目のループでは路地裏で絡まれているスバルと遭遇するが、「強く生きてくれ」の一言を残し、そのまま立ち去った。
二周目のループではロム爺の盗品蔵の前でスバルと初対面、持っている徽章をスバルやエルザと取引をするが、スバルが不用意な発言をしたため、ロム爺、スバルとともにエルザに殺害される。（一周目も直接の描写はないが、エルザに殺された可能性が高い。）
三周目では、徽章を盗み出す時点で登場。「嫉妬の魔女」の名前で呼ばれて激怒するエミリアの隙を伺って徽章を盗み出す。スバルが直後にチンピラによって殺されたため、その後の動向は不明。（一周目と同様の流れになるならエルザに殺された可能性が高い。）
四周目のループでは、自宅に押し掛けてきたスバルと出会う。（アニメ版ではスバルとの戦闘シーン追加）スバルとともにロム爺の盗品蔵に向かうが、今回はエミリアの追跡を邪魔するための妨害工作ができなかったため、エルザが襲来する前にエミリアと出会うことになる。その後エルザが盗品蔵に訪れ、戦いになるが、ロム爺は負傷、エミリアは精霊の時間切れにより、戦況が不利になる。そのとき、スバルによって逃がされた
フェルトは貧民街の入り口でラインハルトと出会い、彼に事情を説明した。ラインハルトの一撃によりエルザは撤退に追い込まれ、徽章を持っている理由がなくなったことと、命を救われたお礼をするということでエミリアに徽章を返すことにするが、それを見たラインハルトにより、眠らされ、アストレア家に連行された。
