NEW GAME!『NEW GAME!』（ニューゲーム）は、得能正太郎による日本の4コマ漫画作品。
『まんがタイムきららキャラット』（芳文社）にて、2013年3月号から5月号までの読み切り掲載を経て、同年7月号より連載。
2016年7月よりテレビアニメ版が深夜アニメとして放送。
ゲーム会社を舞台として、若い女性社員ばかりのチームに配属されたヒロインの勤務生活を描く、4コマ漫画。
あらすじ：『NEW GAME!』
主人公の涼風青葉は高校を卒業後、ゲーム会社「イーグルジャンプ」にグラフィッカーとして就職する。
そこは、青葉が小学生時代に好きだったコンピュータRPG『フェアリーズストーリー』の制作会社であり、そのゲームのキャラクターデザイナーとして憧れていた女性の八神コウが所属する会社だった。
女性ばかりで好意的な雰囲気の部署に配属された青葉は、上司となったコウの指導の下、最初の仕事で端役キャラクターのモデリング作業を任される。絵を描くのは好きだがゲーム制作の経験はない青葉は、慣れないビジネスマナーや3DCGに悪戦苦闘しつつも、先輩社員たちの協力や叱咤を得て、少しずつキャラクターデザイナーとしてのスキルを磨いていく。また、隣席となった同僚たちや上司となった先輩社員たちも、青葉を指導したり打ち解け合ったりする中で彼女に触発され、自分を見つめ直す。
やがて、新作『フェアリーズストーリー3』の納期に向けてスケジュールが厳しくなっていく中、青葉の親友の桜ねねがデバッグチームのアルバイトにやって来る。時には青葉のプロ意識とのずれでトラブルを起こしつつも、ねねは正社員たちとの交流を経てゲーム制作に興味を抱くようになり、アルバイトを終えた後も独学でプログラミングを勉強し始める。
その後、『フェアリーズストーリー3』は発表会を経て無事に発売され、発売日を迎えての感慨や打ち上げの祝賀会の後には、新規タイトルとなる次回作『PECO』に向けた企画が立ち上がる。
青葉も企画のコンペティションにデザインを提出し、脚光の当たらない社内デザイナーとしての立場ながら、コウとの共同でメインキャラクターデザイナーの地位を獲得するが、以前は憧れであり頼れる上司であったコウとも競い合う局面を経験し、プロとしての葛藤や彼女との圧倒的な実力差、憧れと現実のギャップを体験し、ゲーム会社への就職という夢が叶ってから見えてきた新しい目標を自覚する。その一方、コウもアートディレクターという要職を任され、かつて青葉の入社以前に同じ役職を任されて挫折を味わった過去に向き合い、彼女の目標として追われる立場からの葛藤を味わう。
青葉の同僚たちもまた、それぞれの抱える課題に向き合いながら、ステップアップを目指していく。やがて青葉の入社から1年が過ぎ、ねねも再びアルバイトとして採用される。
キャラクター：
飯島ゆん（いいじまゆん）
声-竹尾歩美
年齢-21歳/誕生日-12月6日/星座-いて座/血液型-A型/身長-151cm/役職-キャラ班モデラー
出身地-三重県/特技-お裁縫・家事全般/苦手なこと-運動・水泳/好きな食べ物-ラーメン/嫌いな食べ物-納豆
青葉から見て左隣の席にいる1年先輩の同僚で、はじめと同期。しっかり者で、関西弁で話す。勤務中はフリルやレースがついた服を好んで着用しているが、かつて地方から上京するまでは地味でおしゃれとは無縁だった過去があり、その反動で気合いが過剰な方向に服飾のセンスがずれている。幼い双子の弟と妹がおり、面倒見のいいお姉ちゃんである。
モンスターのモデリングが専門で、自分のデスクを骸骨やぬいぐるみ、ハーリキンチェック柄の壁紙で飾っている。職場にティーセットを持ち込み、同じブースの青葉、ひふみ、はじめと、おやつの時間によく一緒にお茶を飲んでいる。はじめと共に、青葉からは良い意味で年上の感じがしないという印象を持たれている。
モンスターや動物を描くのは好きで、上司のりんからも熱意も評価されている一方、漠然とした動機で入社しその後も明確な目標を持てずにいることを内心では負い目に感じており、目標に向かって邁進するモチベーションを持った青葉やはじめのことを時には冷めた目で見つつ、まぶしくも思っている。
青葉ほどではないが、運動が得意ではない。
